指導方針 Part 1
英語の基礎力と総合力
英語を分類せずに、一つ一つを確実に学習して英語の土台を築き、
あらゆる分野に対応できる、本物の英語力を育てていきます。
■ 分類せずに英語を学ぶ
一般的には、「受験英語」「学校英語」「実用英語」などと英語を区分けして学ぶことが多いようですが、そもそも英語に分類はありません。
受験目的であれ、会話目的であれ、その他の目的であれ、望む結果を引き寄せる一番確かな方法は、分類せずに『英語全体』を学ぶことです。
なぜなら、
英語は、さまざまな学習分野が互いに強く影響を及ぼし合っているからです。
もしも偏った学習によって学習不足の分野が生まれると、その部分が足を引っ張り、ほかの学習
分野にも悪影響を与えていきます。
たとえば、
- 成績の向上や受験突破をめざす場合に、「テストや入試は筆記形式だから、話せなくても
問題ないはず。」と考えて、英語を口に出す練習を軽視する。 - 会話力をつけたい場合に、「話せるようになりたいのだから、読解力は関係ない。」と、
英語を読む学習を行わない。
このような偏った学習をしていると、本来伸ばしたい学習分野にも悪い影響を与えていきます。
したがって、
たとえどんな目的で英語を学ぶ場合であっても、自分が伸ばしたい分野にとどまらずに、すべてを満遍なく学習して、英語力全体を向上させてほしいと思います。
■ 基本に忠実に、徹底して学ぶ
英語力をつけるうえでもう一つ大切なことは、あれもこれもちょっとずつ適当に終わらせるような中途半端な学習をせずに、一つ一つの学習を確実に行うことです。
具体的には、
- 断片的で曖昧な理解で終わらせずに、英語を本質的な部分からきちんと理解する。
- 一つ一つの学習を孤立させずに、広い視野からそれぞれの学習を関連付けて学ぶ。
- 知識としての英語で終わらせることなく、使える状態になるまで繰り返し練習する。
このように、学習の基本に忠実に、一つ一つに徹底して取り組むことが大切です。
■ 土台が出来上がると、可能性が大きく広がる
以上のような学習を通して、確固とした英語の土台が完成すれば、将来の可能性と選択肢が大きく広がります。
英語を専門的に学ぶために進学してもいいでしょう。
留学を考えてもいいでしょう。
英語を生かした仕事へとつなげていってもいいでしょう。
さらには、英語を通して人生を豊かなものにしていくこともできます。
英語の土台さえしっかりと出来上がっていれば、その先、どんな方向へも進んでいかれるのです。
■ 受験にも強い英語力を
もちろん、中学生・高校生には高校受験や大学受験があり、それを突破しなければ、先には進めず未来も訪れません。
したがって、受験への対応も必要不可欠ですが、英語は結局のところ『総合力』が物を言います。
一つ一つの学習を確実に積み重ねて、確固とした土台を作り上げ、真の英語力を手に入れることこそが、最高の受験対策になっていくのです。